Roomblock(5): 3Dプリンタで出力可能なフレーム構造

著者:Ryosuke Tajima

Roomblock(5): 3Dプリンタで出力可能なフレーム構造

前回までにルンバ,ラズベリーパイ,モバイルバッテリ,そしてレーザー距離センサといったRoomblockの部品を紹介しました.これらをルンバの上に載せるための,3Dプリンタで出力できる構造材を紹介します.

Battery stage

Battery stage

棚のような構造で,1番下の段にモバイルバッテリ,2番目の段にラズベリーパイ,1番上の段にRPLIDAR A2を載せます.動作中にモバイルバッテリが落ちてしまうことがあるので,1番下の段にはバッテリー固定用のベルトがつけられるようになっています.

Raspberry Pi stage

Raspberry Pi stage

部品をブロックのように交換したり追加したりして,機能を拡張することを狙っているので,”Roomblock”と名付けました.安直ですね.ラズベリーパイ用のボードカメラを固定するための部品も追加しました.

Roomblock's frame

Roomblock’s frame

ルンバとフレーム部分はベルクロテープで固定されているので,取り外しも簡単です.

この構造材は,比較的安価な3Dプリンタでも出力できるサイズで設計されています.確認には UP! plus2を使いましたが,ワークエリアが15cm x 15cm程度の3Dプリンタであれば,大抵の機種で出力できると思います.3Dデータ(STLファイル)は,Thingiverseからダウンロードすることができます.

Roomblockの詳細な作り方については,Instructablesで公開しています.ただし当社は,これらの内容によって生じるいかなる損害についても責任を負いません.興味がわいた方はあくまで自己責任で,チャレンジしてくださいね.

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Ryosuke Tajima administrator