一般社団法人東京オープンソースロボティクス協会は2013年8月にオープンソースソフトウェアに基づくロボティクス領域の形成と発展を目指して設立され,これまでにOpenRTM,ROS 等のロボット用オープンソースソフトウェアのユーザコミュニティ向け支援活動を行って参りました. この度,2014年1月より企業会員の募集を始めると共に,会員企業向けに ROS 導入に関わる諸問題の解決を支援する専用サポートサービスを開始致します.
当サービスでは,下記のロボットを対象に,ROSオープンソースを用いた基本ソフトウェアシステムのサポートを行います.これらのサービスを活用することで,各企業では ROS を活用した知的なロボットの研究開発並びに事業展開が可能となります. 対象ロボット:川田工業株式会社 NEXTAGE OEPN(ROS 対応版) 株式会社デンソーウェーブ VS-060(ROS対応版) 基本ソフトウェアには,ロボットのモーションコントローラを始め,知能ロボット研究者の間で非常によく利用されている「マニピュレーション動作計画アプリケーション(MoveIt!)」や「3次元環境可視化ツール(RViz)」を含みます.また,実機が無くてもこれらを用いたソフトウェア開発が可能な仮想ロボット環境(シミュレータ)を無償で提供させて頂きますので,ロボットの購入を検討しているユーザは事前にROSソフトウェアシステムの評価が可能になります.対象ロボットは今後も順次拡大していく予定です.ご不明な点はお問い合わせ下さい. また,ROS の学習のためにレゴ® マインドストーム®や Dynamixel を使った教材も提供予定です.レゴ® マインドストーム®を使用することにより安全かつ効率的なROSの学習が可能となります. お問い合わせは,下記メールアドレスまでお願い致します. info@opensource-robotics.tokyo.jp ※一般社団法人東京オープンソースロボティクス協会では文部科学省の大学発新産業創出拠点プロジェクト(知能ロボットソフトウェアの産業展開によるオープンイノベーション拠点の創出)の成果を事業化する支援を行っております.
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