東京オープンソースロボティクス協会は 光近接センサモジュール WrPPS Single Board を税込価格 7,700円 で販売を開始しました.
ToF:Time-of-Flight 光距離センサ(VL53L0X) と IR 反射強度(VCNL4040)近接センサを同一の小型基板に搭載し,2種のセンサ情報を統合的に利用するキャリブレーション機能を実装したドライバソフトウェア wrpps_ros https://github.com/tork-a/wrpps_ros を利用することで広範囲で高精度な近接覚センシングが可能になっています.
WrPPS Single Board がデュアルセンサ方式を採用している背景として,ToF 光距離センサはその特性上ごく近距離では計測困難な領域が生じます.一方,反射強度近接センサは近距離に強い反面,色や材質の影響を受けやすい性質があります.
これらのセンサ各特性に対して WrPPS Single Board と wrpps_ros ではこれら 2種 のセンサレンジが重なる距離に対象物があるときに ToF 光距離センサ計測値から反射強度近接センサの計測値をキャリブレーションして距離を算出・統合することで近接~中距離を連続的・頑健に計測しています.
ドライバソフトウェア wrpps_ros の利用方法は GitHub リポジトリの README に記載していますのでご参考ください.
技術的な質問については wrpps_ros の Issues に投稿していただけるとありがたいです.
合計で 10個ほど を上限数として WrPPS Single Board のサンプル貸出しを行います.
WrPPS Single Board のサンプル貸出しを希望される方は下記リンク先にある Google Form 上の「WrPPS Single Board 貸出申込フォーム兼同意書」に必要事項を記入して送信してください.弊社から返答のメールをお送りします.
WrPPS Single Board 価格は 1回路あたり 7,700円(消費税込み)です.
当面は日本国内への販売(出張などでの日本国外一時持ち出し使用可)となっています.
WrPPS Single Board のご購入希望や各種お問い合わせは下記メールアドレスにお送りください.
ご購入の流れはおおよそ次のとおりです.
ご検討のほどよろしくお願いいたします.
東京オープンソースロボティクス協会は テック技販 社製フォースセンサロボット用アンプ DMA-03 for Robot の Linux / ROS2 ドライバソフトウェア tecgihan_driver の開発とリリースのお手伝いをしました.
ロボット用フォースセンサアンプ DMA-03 for Robot は 小型演算3CHひずみアンプ(デジタルタイプ)DMA-03 をロボットシステムに必要な実時間出力に対応させたものです.
2025年7月現在 tecgihan_driver が対応している Linux / ROS のバージョンは次のとおりです.
ロボット用フォースセンサアンプ DMA-03 for Robot のドライバソフトウェアが ROS に対応したことで テック技販 社製の小型フォースセンサを容易にロボットシステムに組み込むことが可能となっています.また,計測されたデータを ROS の豊富なツールで活用することもできます.
ROS ツール活用例1 – RViz で計測データを3次元視覚化表示

ROS ツール活用例2 – Rosbag2 でデータを保存し PlotJuggler でグラフ表示

ロボット用フォースセンサアンプ DMA-03 for Robot の Linux / ROS2 対応ドライバソフトウェアの詳しい説明や利用方法は GitHub tecgihan_driver リポジトリのトップページ にある README に日本語・英語併記で掲載しています.
tecgihan_driver に関する質問やサポートは GitHub tecgihan_driver サイトの Issues にて受け付けていますので気軽に投稿してください.