本シリーズ前回の記事 Gazebo/MoveIt のための 3D モデリング(12)Gazebo の静モデルの作成 ではエクスポートしたメッシュデータファイルを Gazebo の静モデルとしてモデルファイルに組み込んで表示する方法を紹介しました.
今回はエクスポートしたメッシュデータファイルを MoveIt の静モデルとしてモデルファイルに組み込んで表示する方法を紹介します.
今回紹介するのは次の2通りの方法です.メッシュを MoveIt GUI で読み込んで障害物とする方法とロボットモデル作成につながる方法の URDF モデルの作成とそれを確認表示する方法です.
MoveIt には動作計画における障害物として STL ファイルや DAE ファイルをそのまま読み込んで MoveIt の動作計画空間内に配置する機能があります.
MoveIt の Motion Planning パネル内の Scene Objects タブを開いて, “Mesh from file” を選択します.
“Mesh from file” セレクタの右隣にあるプラスボタン [ + ] を押します.
(左図拡大は画像をクリック)
保存してある STL もしくは DAE ファイルを選択します.
ファイルを読み込むときに MoveIt の GUI インタフェースである RViz のメッセージウィンドウが開いて,ミリメートル単位で記述されているモデルをメートル単位に変換する旨の問いがなされるので [ Yes ] をクリックします.
読み込んだモデルをインタラクティブマーカや座標などを指定して意図した位置に設置し,左のチェックボックスをクリックすると設置リンクの選択を促されますので適宜選択して [ OK ] ボタンを押します.
次に [ Publish ] ボタンを押すと読み込んで設置したモデルが MoveIt 空間内で障害物として認識されます.
あとは [ Plan ] や [ Plan & Execute ] などで動作計画を実行するとその経路上に障害物があるとそれを避けたマニピュレーションの軌道が生成されます.
MoveIt モデルの URDF ファイルの作成は下記リンク先の ROS Wiki に書かれています.
本記事ではそれらから MoveIt 静モデル作成に絞って説明します.
MoveIt モデルの作成にあたっては ROS パッケージを作成してその中にモデルの URDF ファイルを置くのが本記事の内容に続く応用も含めると一番簡便なのではないかと思います.
今回 ROS パッケージをつくるのが面倒なようでしたら下記リンク先リポジトリをクローンして利用してください.
3dmodeling-examples/ ├── CMakeLists.txt ├── images │ ├── front_view_win.png │ ├── left_view_win.png │ ├── top_view_win.png │ ├── washing-machine_catalogue.pdf │ └── washing-machine_catalogue.png ├── launch │ ├── spawn-washingmachine.launch │ └── world-washingmachine.launch ├── LICENSE ├── models │ ├── gazebo_models │ │ ├── washing-machine │ │ │ ├── meshes │ │ │ │ ├── base_link_blue-gray.stl │ │ │ │ ├── base_link_dark-gray.stl │ │ │ │ ├── base_link_gray-white.stl │ │ │ │ ├── base_link_light-gray.stl │ │ │ │ └── base_link.stl │ │ │ ├── model.config │ │ │ └── model.sdf │ │ └── washing-machine-dae │ │ ├── meshes │ │ │ ├── base_link.dae │ │ │ └── base_link.stl │ │ ├── model.config │ │ └── model.sdf │ ├── urdf │ │ ├── meshes │ │ │ └── washing-machine │ │ │ ├── base_link.dae │ │ │ └── base_link.stl │ │ └── washing-machine.urdf │ └── washing-machine.3dm ├── package.xml ├── README.md └── worlds └── washing-machine.world
本記事執筆時のサンプルモデルパッケージは右に示すような構成になっていますので参考にしてみてください.
この中の MoveIt URDF モデルに関連するフォルダ・ファイルがハイライトされた部分です.
meshes フォルダに base_link.dae と base_link.stl の2つのファイルが含まれていますが,これはサンプルのためですのでどちらか1つのファイルだけでも URDF モデルは作成できます.
今回の MoveIt 静モデルのサンプル URDF ファイル washing-machine.urdf の中身は次のようになっています.
<?xml version="1.0" ?> <robot name="washing-machine"> <link name="base_link"> <collision> <origin xyz="0 0 0" rpy="0 0 0"/> <geometry> <mesh filename="package://3dmodeling-examples/models/urdf/meshes/washing-machine/base_link.stl" scale="0.001 0.001 0.001" /> </geometry> </collision> <visual> <origin xyz="0 0 0" rpy="0 0 0"/> <geometry> <mesh filename="package://3dmodeling-examples/models/urdf/meshes/washing-machine/base_link.dae" /> </geometry> </visual> </link> </robot>
URDF のデータ形式は XML で,モデル構成要素の link
や collision
, geometry
, mesh
が記述されています.今回は静モデルですので link
要素は1つですがロボットのように関節が多いとリンク数にともなって link
要素およびそこに含まれる子要素も増えます.
ROS パッケージ化していることで ROS のファイルシステムが名前空間から package://3dmodeling-examples/...
によって 3dmodeling-examples
パッケージのディレクトリを自動解決できるようになっています.
collision
メッシュの STL データは単位情報を持っていないので scale="0.001 0.001 0.001"
で 0.001倍(=1/1000) 変換をして [mm] のデータを [m] に換算しています.
visual
のメッシュは DAE ファイルを利用していて,DAE モデルは単位情報を持っていて読み込む側でスケール判断をするので scale
は必要ありません.
URDF モデルの確認には urdf_tutorial パッケージの display.launch を利用します.
urdf_tutorial は joint-state-publisher-gui パッケージをインストールすることで利用できるようになります.下記は ROS Melodic の場合のインストールコマンドですので他の ROS バージョンの場合は melodic
の部分を noetic
などに書き換えて実行してください.
$ sudo apt update $ sudo apt install ros-melodic-joint-state-publisher-gui
ターミナルで ROS 環境の設定と urdf_tutorial の display.launch の起動を行います.
$ source ~/$PathToYourWorkspace/devel/setup.bash $ roslaunch urdf_tutorial display.launch model:='$(find 3dmodeling-examples)/models/urdf/washing-machine.urdf'
$PathToYourWorkspace
は各自の ROS ワークスペースへのパスを記述
model:=
には URDF ファイルパスを指定正常に実行できると次の図のように洗濯機モデルが RViz 空間上に表示されます.
$ rosrun tf2_ros static_transform_publisher 0 0 0 0 0 0 /world /base_link
今回の記事はここまでです.
本シリーズ次回の記事は洗濯機の URDF モデルにドアのヒンジなどの動く箇所を設定してより機械らしい(ロボットに近い)モデルにする様子を紹介する予定です.
本シリーズ前回の記事 Gazebo/MoveIt のための 3D モデリング(10)部品作成編 で洗濯機全体の形状が完成しました.
まずはエクスポートするメッシュの確認も兼ねて,可動部分のない一番単純な Gazebo と MoveIt それぞれにおける洗濯機モデルを作ることを目標として,今回は CAD( 本記事では Rhinoceros )の形状データに色を付けるとともに Gazebo や MoveIt で利用できるデータ形式にエクスポートする手順を紹介します.
次の図は今回エクスポートするデータを Gazebo と MoveIt のシミュレーションモデルに組み込んで表示させた様子で,次回の記事のゴールになる予定です.
Gazebo/MoveIt のシミュレーションモデルにはディスプレイ表示用の visual メッシュと干渉チェック用の collision メッシュの2種類のデータが必要です.今回は大きく分けて次の ① ② ③ の 3種類 のデータを用意します.
ひとまず可動部分のない Gazebo および MoveIt のシミュレーションモデルを作成しますので,これまで作成してきた洗濯機モデルの閉じたポリサーフェス(=ソリッド)をそのまま全て選択して「選択オブジェクトをエクスポート(Export)」で干渉チェック用の STL メッシュデータファイルとしてエクスポートします.
ファイルの種類で「STL (Stereolithography) (*.stl)」を選択します.ファイル名はメッシュモデルの乗るシミュレーションモデルのリンク名にすると分かりやすいので今回は「base_link.stl」とします.
「ポリゴンメッシュ詳細オプション」の子ウィンドウが出るので各設定項目は主に下のリストのように今回は設定しました.(図はクリックで拡大表示されます.)
STL メッシュデータの粗密やデータ量を調整したい場合は主にこれらの設定値を調整します.
「STLエクスポートオプション」ではデータ量を確認してデータが大きすぎるような場合には「メッシュを調整」ボタンから再調整して,問題なければ「バイナリ(B)」でエクスポートします.
エクスポートした STL ファイルの内容を確認するにはフリーソフトウェアの MeshLab にインポートするのが良いのではないかと思います.
MeshLab は Windows・Mac・Linux のどのプラットフォームにもインストールできますので便利です.
また Windows であれば「3Dビューアー」,Mac であれば「プレビュー」でも STL ファイルを表示することが可能です.
エクスポートした STL ファイルに洗濯機全体の形状データが含まれているように表示されるかと思います.
干渉チェック(collision)用の STL ファイルへのエクスポート手順は以上です.
ディスプレイ表示用の visual メッシュは色を付けない単色での利用も可能ですが,せっかくなのでカタログから推測して次のリストの色分けをしてみます.
Rhinoceros のデフォルトではポリサーフェスで1つにまとまっていると色や反射率,透過率などの設定が含まれるマテリアル設定が1つしか反映されないので,色ごとのポリサーフェスやサーフェス,それらのグループに分解します.ソリッド(=閉じたポリサーフェス)の状態は残しておきたいので色付け用のレイヤを作成してそのレイヤに洗濯機モデル全体をコピーしたものを分解,色付けします.
色はオブジェクトの「マテリアル」を設定して付けます.
色ごとに分けたオブジェクト(=ポリサーフェスやサーフェス,グループ)を選択してから右クリックして「オブジェクトのプロパティ(S)」を表示して「プロパティ: マテリアル」タブを開きます.
マテリアルの設定時に気を付ける点があり,「金属」系の色は後の項目でエクスポートする Collada(DAE)ファイルや Gazebo,MoveIt のディスプレイ上では反映されなく,意図しない,おそらくエクスポートしたオブジェクトのあるレイヤー色か黒などに表示されてしまうので「プラスチック」系のマテリアルを使用して各色を指定するのが良さそうです.
また,Rhinoceros 上での表示形式を「レンダリング」にすることでマテリアルが反映された表示になります.
上の図では 「gray-white」を選択した例を示していますが,他の「light-gray」「dark-gray」「blue-gray」についても同様にプラスチック系マテリアルの色を調整して設定します.
MoveIt シミュレーションモデルの URDF ファイルから表示用(visual)メッシュとして使うために,マテリアルを設定して色付けしたモデル Rhinoceros から Collada(DAE)ファイルとしてエクスポートします.
Collada(DAE)のメッシュデータには色や単位の情報も含まれるので全色分のオブジェクトを一緒くたに選択して「選択オブジェクトをエクスポート(Export)」でエクスポートします.
ファイルの種類に「COLLADA(*.dae)」を選択します.ファイル名はメッシュモデルの乗るシミュレーションモデルのリンク名にすると分かりやすいので今回は「base_link.dae」とします.
エクスポートした DAE ファイルの内容の確認は Mac だと「プレビュー」で右の図のように行えます.
FreeCAD は Windows や Mac,Linux で利用でき,DAE データも表示することができます.
FreeCAD の操作感はあまり良いとは言えないのですが様々な形式の 3D データが読み込めるのでデータ確認には非常に便利です.
今回,洗濯機操作部の丸いボタンに金属系マテリアルを設定して Collada(DAE)ファイルとしてエクスポートして利用しようとしましたが金属マテリアル部分が DAE メッシュとしては黒色になってしまって金属的な表現にはなりませんでした.
今回筆者の調べた範囲においては glTF(ジー”エル”ティーエフ) 形式とそのバイナリ形式の glb 形式が 3D モデルのファイル内に金属やガラスなどのマテリアル表現の情報も含まれる形式とのことでしたので Rhioceros にこれらの形式をエクスポートするプラグインを導入し,丸ボタンに金属マテリアルを適用したものを glb 形式でエクスポートして,Web にある glTF ビューア で表示してみたものが次の図です.
ボタンの部分が金属的な表現になっているように見えます.
ではこの glTF や glb 形式の 3D モデルファイルが Gazebo や MoveIt で使えるのか,といったところが ROS ユーザとしては気になるところです.Gazebo や MoveIt はレンダリングエンジンに OGRE(Object-Oriented Graphics Rendering Engine) を利用しています.
OGRE の現時点で最新リリースが 2022年2月9日 リリースの 13.3 です.OGRE v13.3 では glTF2.0 形式の情報を利用した金属や布などのマテリアル表現が可能になったとのことです.
Gazebo や MoveIt でも OGRE で新しくリリースされた豊かなマテリアル表現機能を使えるように実装が進んだら,今回上手くいかなかった金属表現もできるようになるのかな?と期待しています.
Gazebo シミュレーションモデルの SDF ファイルから表示用(visual)メッシュを色付きで使うためには色ごとにメッシュを分けた STL データファイルに対して SDF ファイル内で色情報を指定する必要があります.
そのために Rhinoceros からは色ごとにオブジェクトを選択して各色の STL ファイルとしてエクスポートします.
一般的な STL ファイルには色情報が含まれませんので Rhinoceros 上で色を付ける必要性はないのですが,前の項目で既に色ごとに分けて色付けしたオブジェクトがありますので,ここでは「色で選択(SelColor)」でそれぞれの色を選択して「選択オブジェクトをエクスポート(Export)」すると楽にできます.
STL エクスポート自体のの手順は先ほどの「干渉チェック(collision)用 STL メッシュデータのエクスポート」内で行った手順と基本的には同じですが,色分けした,ソリッド(=閉じたポリサーフェス)ではない,開いたポリサーフェスやサーフェスをエクスポートすることが出てきますので,その場合は「STLエクスポートオプション」にて「開いたオブジェクトをエクスポート(E)」のチェックを入れる必要があります.
ファイル名はメッシュモデルの乗るシミュレーションモデルのリンク名に色名を足しておくと分かりやすいので,今回は下のリストの各ファイル名で 4色分 4つのファイルとしてエクスポートしました.
複数に分けた STL ファイルを MeshLab にインポートすると MeshLab 内のレイヤとして表示されるのでレイヤの表示・非表示を切り替えるなどしてメッシュの確認を行うと良いのではないかと思います.
今回の記事はここまでです.
本シリーズ次回の記事は
「Gazebo/MoveIt のための 3D モデリング(12)Gazebo や MoveIt の静モデルの作成」
として,今回エクスポートしたメッシュデータファイルを Gazebo や MoveIt のモデルファイルに組み込んで表示する様子を紹介する予定です.
前回 「Gazebo/MoveIt のための 3D モデリング(3)基本形状編 – その2」 では洗濯機の基本的な形状で構成されるサーフェスのモデリングを行いました.
今回は発展的な内容として滑らかなサーフェスのモデリングに向けた予備知識的な内容の説明をします.
ロボットモデルはシミュレータ上で使うために結局メッシュ(ポリゴン)にしてしまうのでシミュレーションなどに利用する 3D モデル作成においては 「滑らかなサーフェス」 である必要性は高くありません.
しかし,モデリング対象の中には滑らかなサーフェスになるように設計されている製品もあります.そのような製品のモデリングの際に対象物の形状が円弧のように見えるけど何か違うので合わなくて悩むようなことがあります.そういったときに円弧などの基本的な形状以外のサーフェスもあることを知っていると,それは厳密には合わないものとして割り切って近似的に円弧などのシンプルな形状としてモデリングするということも適切に判断できると思います.
このようなことから,今回の記事はそういった 「滑らかなサーフェス」 について 「知る」 ことを目的としています.
「滑らか」 とはは何であるかというと,曲線やサーフェスの位置や接線方向,曲率,曲率の変化率に連続性があるということです.
上の図は 90° の角度をもつ直線間を曲線で接続させたときの連続性の違いによる曲率(黄色カーブ)のグラフ(CurvatureGraph)を表した画像をアニメーション化したものです.
(クリックで拡大)
各接続条件は次のリストのように連続性の条件が加わってゆくように考えてください.
「R形状」は「接線連続」のうち円弧で接続できる特殊なケースと捉えることができます.
上の図の接続連続性の異なる曲線を 「押し出し」 してサーフェスを作成してレンダリング表示にしたものが次の図です.
影の付き方が曲率や曲率変化率などの連続条件を加えてゆくと段々と滑らかになるのが見て取れるでしょうか?
サーフェスの曲率を解析して色で表した(CurvatureAnalysis)ものが次の図で,青が曲率が小さく,赤が曲率が大きいコンタ図になっています.
連続性の条件が加わるにつれて接続部周辺の曲率の変化が緩やかになっています.
また,サーフェスの滑らかさを評価するために 「ゼブラ(縞模様・Zebra)」 解析もわかりやすいのでよく利用します.
ゼブラ表示によりサーフェスの連続性がより強調されます.縞模様の通り方の滑らかさがサーフェスの接続性の滑らかさを表しています.サーフェスが滑らかに接続しているかどうかを評価したり,接続を滑らかに修正する際に役立ちます.
本シリーズの記事のモデリング対象として作成した洗濯機モデルの曲率とゼブラを表示したものが次の2つの図です.モデル全体で解析すると解析用のメッシュを細かく出来なくなるので,実際には接続性を評価する面に限って解析用メッシュをなるべく細かくして解析をするようにしています.
実際に滑らかなサーフェスをモデリングする場合は,サーフェスが CAD やサーフェスモデラ内部でどのように表現されているかを理解しているとより意図したものに近いサーフェスを作成できるように思います.
Rhinoceros や一般的な CAD などでは曲線やサーフェスは NURBS (Non-Uniform Rational B-Spline/非一様有理Bスプライン) という数学的モデルで表現されています.
NURBS 以外にもサーフェスの 3D 表現モデルとして SubD (Subdivision/細分割曲面) もあります. SubD はコンピュータグラフィックス系の 3D モデリングソフトウェアで利用されていますが,機構設計分野ではあまり使われていませんので本シリーズの記事の対象としません.
NURBS で表現される曲線やサーフェスが何で構成されているかは大まかに述べますと 「制御点」 と 「次数」 です.
上の図は前項目で 90° の角度をもつ直線間を連続性の異なる接続をした曲線がそれぞれどのような 「制御点」 と 「次数」 で表現されているかを示した図をアニメーション化したものです.
NURBS カーブにおいてはその接続における連続性は次のリストにある各数の「制御点」により構成されています.
「次数(degree)」 は大きな数字になるほど曲線が滑らかになります.
上の図は 90° の角度をもつ直線間を接続した 「制御点:8 次数7 の曲線(曲率変化率連続)」 をあえて 「リビルド(Rebuild)」 して 「制御点:8 次数: 3 の曲線」 にして両端点の曲率を接続先の直線に 「マッチング(Match)」 した曲線の曲率の比較です.同じ制御点数でも次数が低いと曲線内で曲率の変化率の連続性が保てなくなってしまいます.
曲線に設定できる 「次数の最大値」 は 「制御点数 – 1」 です.
両端を曲率連続にするための 「制御点が6個」 の曲線の場合は 「次数の最大値は5次」,両端を曲率変化率連続にするための 「制御点が8個」 の場合は設定できる 「次数の最大値は7次」 になります.
制御点が多いとより細かく曲線やサーフェスの形状の制御が出来ますが,編集が大変だったり,データサイズが大きくなってしまうので,最小の制御点と適切な次数で表現したい形状や滑らかさを規定できるのがベストです.
接続条件は曲線の両端で同じである必要はないので,例えば片方の端は 「位置連続」 にして,もう片方の端は 「曲率変化率連続」 にするということも可能です.この場合の必要最小限の制御点は 「位置連続側: 1点」 と 「曲率変化率連続側: 4点」 と合わせて 「5点」 は必要になります.制御点を 「5点」 とした場合の次数の最大値を採って 「4次」 とするのが良いでしょう.
制御点が少なくて意図する形状が得られないようでしたら適宜制御点を多くして,次数もそれに合わせて大きくすると良いですが,次数の方は最大でも 「7次」 で十分なように筆者は考えています.
これまで曲線を例に 「制御点」 と 「次数」 について説明してきましたが,サーフェスは曲線の「制御点」と「次数」を2方向に拡張したものです.
サーフェスは 「U方向」 と 「V方向」 の2方向がある 「四角い布」 をベースに,それを伸縮・曲げを行ったり,トリムしてその一部を使ったりするイメージとして捉えることができます.
円錐体のような三角形のサーフェスもありますが 「四角い布」 の特殊例と捉えることができ,同様にUV方向それぞれの要素があります.
次の図は本シリーズでモデリング対象とするために作成した洗濯機モデルのボディの角部のサーフェスの制御点と曲率のグラフを表示したものです.四方にある接続先のサーフェスとそれぞれ(なるべく)曲率変化率まで連続するように作成しました.そのため次数を 7次 とし,制御点を U方向に 15点,V方向に 8点 を持つサーフェスとしました.
曲線の連続性と同じように,サーフェスの連続性も各辺毎に作成時設定できるサーフェスもありますし,マッチングの際に異なる設定で各辺で行えば可能ですが,四辺の接続先と矛盾がないようにしないと隙間のないサーフェスにならない可能性もある点が曲線に比べて難しいところです.
さて,ロボットシミュレータのための 3D モデリングにおいてはどれほど滑らかなサーフェスを作成したら良いのでしょうか?
本記事冒頭で述べたように,ロボットモデルはシミュレータ上で使うために結局メッシュ(ポリゴン)にしてしまうのでシミュレーションなどに利用する 3D モデル作成においては 「滑らかなサーフェス」 である必要性は高くありません.
曲率連続や曲率変化率連続のサーフェスでモデリングしてメッシュ化してもそのような連続性に近い状態を維持しようとするとメッシュが細かくなりデータが重くなります.ただ,そのロボットシミュレーションをデモンストレーションやプレゼンテーションで綺麗に見せたく,少しメッシュデータが重くても良いような場合はなるべく滑らかなサーフェスをモデリングすることもあるように思います.
また,メッシュのデータ量の他にモデル作成の手間も考えておくべきでしょう.
下のリストにサーフェスの連続性の違いをまとめました.技術的なロボットシミュレーションが目的であれば 接線連続 までとしてモデリング時間を省くのも1つの方法です.大きな面はメッシュで形状が潰れてしまわないので 曲率連続 や 曲率変化率連続 まで考慮したモデルとして,小さな面はメッシュ形状に埋もれてしまうので R形状 や 接線連続 としてメリハリをつけるのも良いでしょう.
Rhinoceros では「曲率連続」までは標準の機能として普通に利用できるのでロボットシミュレータのための 3D モデリングでも用いるのはそんなに手間のかかることではないように思います.
今回の記事はここまでです.
大体どのような滑らかさのサーフェスの種類があって,CAD やサーフェスモデラでそれを作成するために必要な条件や作成の手間のイメージが伝わっていると良いのですが.
本シリーズ次回の記事は
「Gazebo/MoveIt のための 3D モデリング(6)滑らかなサーフェス – 作成編」
を予定しています.
前回の Gazebo/MoveIt のための 3D モデリング(2)準備編 で右の図のように三面図を空間上に配置してモデリングの準備を行いました.
今回から実際のモデリング方法の紹介を行います.今回のゴールは基本的な形状で構成された次の図の状態です.
直方体と球面でモデリングします.
レイヤ03 を model という名前にしてこのレイヤ内でモデルを作成します.
レイヤ model をダブルクリックするとチェックマークが model レイヤに付いて編集対象のレイヤになります.
三面図を見るとボディの上面や側面,1段上がった底面,背面から1つ前方の面は平面で構成されているようです.(筆者が基のモデルを作成しているので自作自演なのですが…)
直方体を描画してそれらのサーフェスとします.
まず,準備で描画した outline のボックスを利用して直方体を描画するために Osnap の「端点」のチェックを入れておきます.
直方体は Box コマンドかメニューから ソリッド(O) > 直方体(B) > 2コーナー,高さ指定(C) を選択して描画します.
outline の底面の対角点の2点と高さとして上面のいずれかの角の点を順次クリックすると右の図のように直方体が描画できます.
次に,1方向のみのスケーリング Scale1D( 変形(T) > スケール(S) > 1Dスケール(1) )を使ってボディの底面の位置と奥行方向の2つの寸法調整をします.
底面の位置は Scale1D で上面位置を基準として変形を行います.
奥行方向の寸法調整は後で前面のサーフェスを作成してそれでトリムをしたいので少し前に出しておきます.もしくは背面の突出している部分の基となる面がが 40mm 分前に来るのでガムボール移動で X方向 に 40mm 移動するようにしても大丈夫です.
洗濯機前面の主なサーフェスは球面ぽい感じがします.(自作自演ですが…)
まずは球面の半径を推定します.
洗濯機の側面視,Rhinoceros での Back ビューにて外形カーブに沿って3点指定の円を描画しておおよその半径を見てみます.
3点指定の円はメニューからは 曲線(C) > 円(C) > 3点指定(3) で実行し,コマンドでは Circle を実行してから 3点(O) を指定します.アイコンからは円形状から3点付いた円を選択します.
洗濯機前面の側面視への投影輪郭線上の3点を指定して円を描画します.
次に描画した円の半径を調べます.メニューからは 解析(A) > 半径(R) を選択し,コマンドの場合は Radius を入力して描画した円を選択します.その結果,先程描画した円の半径は「5182.7590331 ミリメートル」と解析されました.
切りの良い数字で半径は 5000mm ぐらいかな?と当たりをつけて球を描画してみます.
描画した円を削除します.
先程と同じメニュー・コマンドの「3点指定の円」を利用しますが今度は投影輪郭線上の2点と半径 5000mm を指定して描画します.
描画した半径 5000mm の円の中心から半径 5000mm の球を作成します.Osnap の「中心点」にチェックを入れます.球を作成するにはコマンドでは Sphere,メニューからは ソリッド(S) > 球(S)です.球の中心に円の中心を選択して半径 5000mm を指定して球を作成します.
このように側面視では半径 5000mm の球であるとみなしましたが,他の投影図で見ても洗濯機前面のサーフェスとしてこの半径 5000mm の球面が妥当であるか? を見てみます.
上面視(Rhinoceros の Top ビュー)から見ても半径 5000mm から作られる形状が三面図と整合するかを確認します.
作成した球を上面の高さでトリムします.上面高さで水平な直線を描画してそれを用いてトリムします.
側面視で Line コマンドかメニュー 曲線(C) > 直線(L) > 線 もしくはアイコン選択で直線描画を開始し,Osnap の「端点」にチェックが入っている状態で上面の1つの頂点を選択して Shift キーを押しながら水平に直線を描画します.
トリムに用いる直線を選択した状態でキーボードショートカット Ctrl+T を選択するとトリムコマンドが開始されますのでトリム対象として球のサーフェスを選択します.この時トリム設定として ( 切断線を延長(E)=はい 仮想交差(A)=はい ) として実行します.
次の図は洗濯機の上面高さでトリムした球面サーフェスの上端エッジの円とその上端エッジを曲線として複製( DupEdge )してその曲線を洗濯機の上面図上の曲線とほぼ重なる場所にオフセット( Offset )させた比較です.
(画像クリックで拡大) オフセットさせた曲線は洗濯機上面図の曲線と比べて少し半径の大きい円のようですので,実際の洗濯機の前面の球面の半径は 5000mm よりも小さい可能性が高いです.
洗濯機前面を球面とした場合は 5000mm では少し半径が大きいようですので,半径 4000mm の球面として半径 5000mm で行ったのと同じように描画して評価する手順を再び行います.
洗濯機前面サーフェスを半径 4000mm の球面とした場合の洗濯機上面図とトリムされた球面エッジを比較したのが次の図です.
画像では「上端エッジからオフセットした曲線(円)」が黄色になっているので少し見づらいかもしれませんが洗濯機の上面図内の曲線と一致しているように見えます.(画像クリックで拡大) このことより洗濯機前面のサーフェスを半径 4000mm の球面としたのはおおよそ妥当だと判断しました.
Perspective ビューで少し広めにモデリング空間を表示させたのが次の図です.ボックスと上面高さでトリムされた球面が見えています.
側面視で描画した円は オブジェクトを非表示( メニュー: 編集(E) > 表示(V) > 非表示(H) / コマンド: Hide ) にしてしまっても良いかもしれません.
球面とボックスを互いにトリムして洗濯機のボディ形状に近づけます.
互いに完全に交差した球面サーフェスと Box サーフェスを互いにトリムしたので両者間に隙間はないはずです.ただ,これらは結合(Join)して一体化していないので,状態としては隙間なく互いにただ並べられている状態,英語では Watertight(水密)などと言われる状態です.
それを確認するために解析ツールで「エッジを表示」してみます.
エッジ分析の小ウィンドウが表示されたらその中の 表示 – オープンエッジ(N) を選択します.
トリムされた球面サーフェスと Box サーフェスの境界部分が明るい紫からピンクのような色で表示されると思います.
トリムした球面サーフェスと Box サーフェスを結合(Join)してオブジェクトとして1体化ます.両方のサーフェスを選択してから結合を実行します.
結合したら再び「エッジを表示」を実行してオープンエッジがないかを確認します.
オープンエッジがなかったら次のようなエッジ分析の結果が出るかと思います.
「合計??個のエッジ.オープンエッジ,非多様体エッジはありません.」
これは 「閉じたポリサーフェス」 や 「ソリッド」 と呼ばれるモデルの状態を意味します.
今後「ソリッドモデル」や「閉じたポリサーフェス」であるはずのモデルを作った場合は都度確認するようにしましょう.都度確認しないで何かのはずみで僅かな隙間が残っているまま作業を進めてしまうと後々にサーフェスが閉じなくなり多くの作業をやり直さないとならなくなってしまうことがあります.
次に前面下部のサーフェスも似たような面であろうと目論んで,側面視(Rhinoceros の Back ビュー)で半径 4000mm の円を描画してみると,大体 Z=350mm ぐらいの平面で上下反転しているように見えます.
球面サーフェスを反転コピーするために先程結合したソリッド(閉じたポリサーフェス)モデルから 「サーフェスを抽出」 して球面サーフェスを分離します.
球面サーフェスを反転コピーするために側面視(Rhinoceros の Back ビュー)で直線(Line)を座標 (0,350) から水平に引きます.
前面の球面サーフェスを選択してミラー変形で反転コピーします.
座標 (0,350) から水平に引いた線の両端を順に選択して反転させます.
座標 (0,350) から水平に引いた線で不要になる球面サーフェスをトリムし,またミラーコピーした球面サーフェスの Box サーフェスからはみ出る部分や Box サーフェスのはみ出る部分を球面サーフェスでトリムします.
これらのトリムされた上下の球面サーフェスと Box サーフェスを結合(Join)すると次のようなソリッド(閉じたポリサーフェス)モデルになり,記事の冒頭で述べたゴールに辿り着きました.
次回は, 「3D モデリング(4)基本形状編 – その2」 として洗濯機の背面や底部の形状のモデリングを説明する予定です.
11月20日に,World MoveIt Day 2019 in Tokyoが開催されました! 当日の様子を写真をたくさん載せながらレポートしたいと思います.参加できなかった方もWorld MoveIt Dayの雰囲気を感じていただけると幸いです.当日の実施したスケジュールをたどりながら記事にしたいと思います.
会場は株式会社オムロンサイニックエックス様のオフィスでした.オフィス玄関,エレベータ,会場などにTORK作成のWorld MoveIt Dayのポスターを貼って雰囲気を盛り上げました.
会場したときの写真です.オムロンサイニックエックス様のご提供の会場はおしゃれなオフィスでした.参加者みなさん,それぞれ開発の準備をしています.
TORKよる開会の挨拶がありました.1日の日程の説明を行いました.
早急に開会の挨拶を終了し,ハッカソン開始!みなさんそれぞれの課題を見つけ開発を行います.わからないことがあれば,スタッフに積極的に質問してくださったり,参加者同士で助け合ったりと良い雰囲気でした.
昼食はTORKの提供でした.ごはんをしっかり食べて午後からも頑張れそうです!!
お昼ごはんを食べながら,主催者によるスポンサープレゼンがありました.
オムロンサイニックエックスのフェリクスさんからのスポンサープレゼンが実施されました.オムロンサイニックエックスとしての活動,MoveItの開発スケジュールなどの説明がありました.
TORKから,TORKの会社説明,活動(セミナー,トレーニング教材の作成,MoveItへのコミット)などを説明しました.
午後もハッカソンが続きます.午後には事前に用意していたロボットを参加者さんが動かせるようになりました.そのときのトラブル事例などをシェアしたりと,開発者同士の積極的な交流がありました.またホワイトボードに今実施している内容(Issue番号なども)を書き出したりしました.
夕方17時から,今日一日の成果発表です.参加者皆さん,今日一日やったことを発表するスタイルでした.「私のやったことなんて…」みたいなことがなく,互いの成果を称え合うすばらしい時間だったと思います.たくさんの発表があったので,一部だけご紹介します.
MoveItプラグインのScene Objectsの設定画面にて,各Sceneに紐付けられたインタラクティブマーカのサイズがおかしいという問題をTORK から発表しました.当日は間に合いませんでしたが,その後問題を解決し,Pull Request を本家リポジトリへ出し,現在 merge を待っています.
RViz broken Interactive Marker in “Scene Objects” Tab #1115
https://github.com/ros-planning/moveit/issues/1115
Add interactive marker resizing #1795
MoveItプラグインで,ロボットの開始終了姿勢を指定するときにCurrentという設定があると思います.それに追加で,Previousを実装したという発表でした.これによって,プランニング実行後,更にプランニングを行う場合,以前の姿勢を目標姿勢に設定することができます.なんとこの成果はMoveItのマスターブランチにマージされました!!すばらしいです.
add “<previous>” robot state to RViz motion display #14
MoveItチュートリアルの日本語化を現在取り組んでいます.その一部を2名の方に手伝ってもらいました!ありがとうございます.
Japanese Translation #415
MoveItのプラグインは横幅のサイズが固定で.ディスプレイサイズが小さいとRvizを専有してしまいます.このIssueに取り組んでくださいました.
make MoveIt’s RViz display properly resizable #13
ロボットを持ち込んで参加してくださった方々もいらっしゃいました.xArmの動作デモを実施していただきました.xArmの実物を見たことがなかったので,新鮮でした!
本日はWorld MoveIt Day2019に参加してます.xArmというロボットを持参してます!#WMD2019 #ROS pic.twitter.com/xbyhz5d8Wu
— Connected Robotics Inc (@CROctoChef) 2019年11月20日
TORKからMoveItの新しいプランナであるTrajOptの説明を行いました.WMD当日時点では,TrajOptの機能はプルリクエストがあがっていますが,動作しなかったので,そのプルリクエストの内容のレビューを実施しました.WMDの時間内でなんとかプランニングを実行することまではできるようになりました.
Trajopt with no dependency to tesseract #1626
発表時間には多くの発表があり,この記事のボリュームの関係で紹介しきれなかったものもたくさんあります.発表してくださった方にはMoveItステッカーやTORK作成のMoveIt DayのTシャツをプレゼントさせていただきました.
集合写真もとりました.途中からの参加や,途中でお帰りになった方もいらっしゃいますが,定員で設定していた30名をお迎えすることができ非常によかったです.
閉会後スタッフとPanda,URのコラボ写真を撮影しました.
今年のWorld MoveIt Dayの日本開催では,Masterブランチへマージされるようなすばらしい成果を出してくださった参加者さんもいらっしゃいました.だんだんと日本でもMoveItを使う側から開発側に入り込めるように推進活動をしたいと思っています.参加者の皆さん,ありがとうございました! 今年参加してくださった方も,参加できなかった方も,来年お会いしましょう!
本記事はWorld MoveIt Day 2019 in Tokyo(WMD 2019 in Tokyo)へ参加するにあたり,MoveItで使用できるプランニングアルゴルリズムに関して解説します.
MoveItでは非常に多くのプランニングアルゴリズムが利用できます.プランニングアルゴリズムは理論や実装方法によって軌道の計算時間や軌道そのもののが大きく変わるため,ユーザにあまり意識させないような実装にMoveItは設計されているものの,実は非常に重要な要素です.しかしその豊富さが災いして,結局どのアルゴリズムがよいのかわからなくなっているのが現状です.そこでこの記事では現段階で実装されているアルゴリズムについて整理しようと思います.
アルゴリズム内部を理解していると,適用先のロボット,環境によってどのアルゴリズムが適しているかを判断しやすくなりますので,この記事を読んでアルゴリズムの理解を進めていきましょう.
本記事は World MoveIt Day 2019 in Tokyo(WMD 2019 in Tokyo)へ参加するにあたり,MoveItのソースコードを変更し,コミットするためのやり方を紹介します.
MoveItにはPull Requestを送るためのルールがあるので,これに沿ったやり方が出来るよう解説します.WMD 2019 in Tokyoへ参加しない方でも,MoveItを使う方なら参考になると思うので,是非ご覧ください!
なお,今回想定しているROSのバージョンは,ROS1 melodic
です. 続きを読む
MoveIt の利用者,開発者のための世界的なイベント World MoveIt Day 2019 (以下WMD 2019)のローカルイベントを,東京で開催します.
MoveItとは ROS コミュニティ が開発している,ロボットマニュピレータを対象としたROSの主要パッケージの一つで,障害物にぶつからないようなロボットアームの軌道を計画するモーションプランニングのソフトウェアパッケージです.WMD 2019 は,このMoveItの開発を世界中の人々で一気に推し進めようという開発者のためのイベントです.
和気あいあいと開発を行っていきたいと考えています.
実機 Panda Arm の用意をはじめ,開発中に詰まったポイントは随時ホワイトボードに書き出し,みんなで共有->わかる人がいれば一緒に解決する.というスタイルで開発していきます.
さらに昼食も無料ですし,閉会後も可能な時間まで開発を続けることもできます…!是非産業ロボット大国日本から一丸となってMoveItに貢献し,MoveItとロボットを楽しみましょう!!
初めてMoveItに触れる方におすすめの日本語教材が2つあります.
自分にあっている方を選んでまずはご覧ください.
はじめてMoveItに触れる方のために, ROS Industrial トレーニング教材(英語) が提供されています.しかし,これらは英語で書かれているため,日本語も欲しいところですよね!!
実はTORKでは以前にこのページを日本語化し,公開しています.MoveItの基本的な使い方,他のチュートリアルやマニュアルへのリンクなどがまとめられているので,まずはこちらをご覧ください.
また,2019年11月16〜17日には,日本ロボット学会(RSJ)の主催でMoveItとROSを用いたマニピュレータ制御に関するセミナーが開かれます.申し込み期限は2019年9月27日なので,是非参加されてみてください.
TORKからMoveItの日本語チュートリアルを無料で公開しています.是非ご覧ください.
どんなロボットを用いて開発をされても構いませんが,WMD 2019 では,Panda Arm の実機を用意しています.これは,Moveit!のチュートリアルで使用されているロボットです.
WMD 2019では,このチュートリアルの不備があれば公式リポジトリへIssueを出していただくことも推奨しています!!ただし英語のため,TORKにて部分的に日本語訳を行っていく予定です.
ここまでに登場したリンク以外にも,参考になるリンクをまとめて紹介しておきます.
MoveItが使えるようになったら,是非MoveItに貢献しましょう!WMD 2019もROS Industrial に貢献することが開催目的です!
といっても,何から始めたら良いかわからないですよね…
実は公式ページからそのガイドラインが出ています.このページの”Finding Where You Can Help” と書かれてる箇所に具体的に載っています.内容は下記のとおりです.
上記の中からとくに,WMD Tokyo 2019では実機のPanda Arm もあるため,documentation の項目を更新できるかもしれません…他のラベルもどんどん解決していきましょう!!!
筆者も昨年のWMD 2018 では simple_improvements の解決にチャレンジしていました.もちろん,WMD 2019 開催前にどんどんと解決していってもらっても構いません(むしろ歓迎).そして,その内容をWMD 2019で発表してください.
なお,WMD 2019で成果発表を行ってくださった方には素敵なプレゼントがあります!!!
「MoveItの本家リポジトリへコミットする方法」 を公開しました!(2019/10/24)
「MoveItでPandaを動かそう:前編」を公開しました!(2019/10/28)
「MoveItの各プランナーについての解説」を公開しました!(2019/10/30)
「MoveItでPandaを動かそう:後編」を公開しました!(2019/11/18)
「MoveIt2のビルドとマニピュレータ「MARA」による動作確認」を公開しました!(2019/11/19)
記事の更新情報は随時公開していきます.是非RSS等登録頂き,チェックしてください!
先週の金曜日にWorld MoveIt! Day 2018 in 柏の葉が開催されました! 当日の様子を写真で紹介します.参加できなかった方にも雰囲気を伝えられればと思います.
ついにWorld MoveIt! Day 2018 in 柏の葉が始まりました! ハッカソンでの課題の例についての説明などがありました.
次に,会場にロボットを展示していただいた企業の方からロボットのご紹介がありました.
皆さんもくもくと作業されています.実機でプログラムを試す方もいらっしゃいました.
午前中はお疲れ様でした!お昼ご飯の時間です.
お昼ご飯を食べながらの,参加者による発表が始まりました.
WRS2018製品組立チャレンジ参加報告とオムロンサイニックエックス株式会社のご紹介をしてくださいました.
MoveIt!の新機能,Task Constructorについてご紹介してくださいました.これにより,今までできなかった,物を掴みながら移動するといった,並列タスクが可能になるそうです.
SEED-noidの実用例を,コンビニを舞台にした競技会やレストランでの実証実験のお話などを通してご紹介くださいました.
MoveIt!でロボットを動かす際,各関節の角度を知りたい時に便利なツールのご紹介です.
発表が終わったら,ハッカソンの再開です.
お疲れ様でした!ハッカソン終了です.今日一日何に取り組んだか,発表し合います.
次回参加時の参考になる取り組みがたくさんありますね!
参加者の皆さま,ありがとうございました! 来年もお会いしましょう!
今回も有楽町にてROSワークショップ初級編を開催しました.
ご参加いただいた皆様,お疲れ様でした!
初級編では環境の構築からセンシングデバイス,サーボの実機をROSで動かすところまで半日で習得できます.
時間中にはROSに関するお困りごとだけでなく,社内でOSSを運用していく際の疑問点等にも随時お答えしています.
出張ワークショップ,プライベートワークショップ,その他OSSに関するご相談も承っております.
お気軽にお問合せください!
info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
今回も有楽町にてROSワークショップ初級編を開催しました.
ご参加いただいた皆様,お疲れ様でした!
初級編では環境の構築からセンシングデバイス,サーボの実機をROSで動かすところまで半日で習得できます.
時間中にはROSに関するお困りごとだけでなく,社内でOSSを運用していく際の疑問点等にも随時お答えしています.
出張ワークショップ,プライベートワークショップ,その他OSSに関するご相談も承っております.
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今回も有楽町にてROSワークショップ初級編を開催しました.
ご参加いただいた皆様,お疲れ様でした!
初級編では環境の構築からセンシングデバイス,サーボの実機をROSで動かすところまで半日で習得できます.
時間中にはROSに関するお困りごとだけでなく,社内でOSSを運用していく際の疑問点等にも随時お答えしています.
出張ワークショップ,プライベートワークショップ,その他OSSに関するご相談も承っております.
お気軽にお問合せください!
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今回も有楽町にてROSワークショップ初級編を開催しました.
ご参加いただいた皆様,お疲れ様でした!
初級編では環境の構築からセンシングデバイス,サーボの実機をROSで動かすところまで半日で習得できます.
時間中にはROSに関するお困りごとだけでなく,社内でOSSを運用していく際の疑問点等にも随時お答えしています.
出張ワークショップ,プライベートワークショップ,その他OSSに関するご相談も承っております.
お気軽にお問合せください!
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今回も有楽町にてROSワークショップ初級編を開催しました.
初めてでLinux環境を準備できなくてもLiveUSBを使って完遂できました.お疲れ様でした!
初級編では環境の構築からセンシングデバイス,サーボの実機をROSで動かすところまで半日で習得できます.
時間中にはROSに関するお困りごとだけでなく,社内でOSSを運用していく際の疑問点等にも随時お答えしています.
ROSを初めて勉強する人へのブログも公開しています. ご参考になさってください.
プライベートワークショップ,その他OSSに関するご相談も承っております.
お気軽にお問合せください!
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今回も有楽町にてROSワークショップ初級編を開催しました.
準備万端でご参加いただきサクサクと進みました.お疲れ様でした!
初級編では環境の構築からセンシングデバイス,サーボの実機をROSで動かすところまで半日で習得できます.
時間中にはROSに関するお困りごとだけでなく,社内でOSSを運用していく際の疑問点等にも随時お答えしています.
ROSを初めて勉強する人へのブログも公開しています. ご参考になさってください.
プライベートワークショップ,その他OSSに関するご相談も承っております.
お気軽にお問合せください!
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本日2017年8月8日,おかげさまで TORK は設立4周年を迎えました.
皆様,いつもありがとうございます!
これからも,お客様のご要望に応え,産業・学術界でのオープンソースロボティクスの進展に寄与できるよう,より一層努力して参ります.
—
今回も有楽町にてROSワークショップ初級編を開催しました.
小さな疑問点にも都度お答えしながらの密度の高いワークショップとなりました.お疲れ様でした!
初級編では環境の構築からセンシングデバイス,サーボの実機をROSで動かすところまで半日で習得できます.
時間中にはROSに関するお困りごとだけでなく,社内でOSSを運用していく際の疑問点等にも随時お答えしています.
ROSを初めて勉強する人へのブログも公開しています. ご参考になさってください.
プライベートワークショップ,その他OSSに関するご相談も承っております.
お気軽にお問合せください!
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今回も有楽町の会議室にてROSワークショップ初級編を開催しました.
参加者の方が検討中のシステムについてのご相談もお受けしました.お疲れ様でした!
初級編では環境の構築からセンシングデバイス,サーボの実機をROSで動かすところまで半日で習得できます.
時間中にはROSに関するお困りごとだけでなく,社内で運用していく際の疑問点等にも随時お答えしています.
ROSを初めて勉強する人へのブログも公開しています. ご参考になさってください.
プライベートワークショップ,その他OSSに関するご相談も承っております.
お気軽にお問合せください!
info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
ROS の動作計画ライブラリ MoveIt! が,5周年を記念してアプリケーション例のビデオを公開しました.
MoveIt! チームがこのようなビデオを公開するのは4年前・2013年に次いで2度目ですが,ソフトウェア公開間もなかった当時と比べ,だいぶ Pick&Place,物を掴んで目的地に設置するというタスクが多く,技術の進展が窺えます.個人的には MoveIt! の課題領域としても挙げられている台車,水中ローバ等の移動体に取り付けられたアームの制御例が数件含まれ,既に実現されてるのかも気になります (このページの “Mobile base integration”).
また弊社がその opensource 版ソフトウェアのメンテナンスに積極的に関わり,サポートサービスも提供させて頂いているカワダロボティクス社製 NEXTAGE OPEN も登場します.弊社ブログ上でもお馴染み?の Spain のシステムインテグレータ・Tecnalia 社が手がける Airbus 向けアプリと思われます.
TORK では2013年の創業以来,ROS,MoveIt! のソフトウェア改良,普及に貢献し続けています.貴社ロボットへの MoveIt! の導入御検討であれば,弊社ワークショップで体験もできますので,参加を是非御検討下さい.
P.S. 今回のビデオの開発者一覧も公開されました.
(0:06) Delft Robotics and TU Delft Robotics Institute
(0:09) Techman Robot Inc.
(0:13) Correll Lab, CU Boulder
(0:37) Nuclear & Applied Robotics Group, Unv Texas
(0:50) Beta Robots
(0:55) GIRONA UNDERWATER VISION AND ROBOTICS
(1:03) Team VIGIR
(1:34) Honeybee Robotics
(1:49) ROBOTIS
(1:58) TECNALIA
(2:05) Correll Lab, CU Boulder
(2:26) TODO Driving under green blocks
(2:38) ROBOTIS
(2:54) Fetch Robotics
(3:05) Hochschule Ravensburg-Weingarten
(3:12) TU Darmstadt and Taurob GmbH – Team ARGONAUTS
(3:20) isys vision
(3:27) Technical Aspects of Multimodal System Group / Hamburg University
(3:33) Clearpath Robotics
(3:43) Shadow Robot
We had ROS Workshop at Yurakucho, Tokyo.
We used custom ROS-preinstalled LiveUSB, so people had ROS experience without change your PC environment.
All of attendee ran through the all topics.
Great work, everyone!!
今回も有楽町の会議室にてROSワークショップ初級編を開催しました.
参加者の方が開発中のシステムの質問もお受けしました.皆様お疲れ様でした!
初級編では環境の構築からセンシングデバイス,サーボの実機をROSで動かすところまで半日で習得できます.
時間中にはROSに関するお困りごとだけでなく,社内で運用していく際の疑問点等にも随時お答えしています.
ROSを初めて勉強する人へのブログも公開しています. ご参考になさってください.
プライベートワークショップ,その他OSSに関するご相談も承っております.
お気軽にお問合せください!
info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
We had ROS Workshop at Yurakucho, Tokyo.
We used custom ROS-preinstalled LiveUSB, so people had ROS experience without change your PC environment.
All of attendee ran through the all topics.
Great work, everyone!!
今回も有楽町の会議室にてROSワークショップ初級編を開催しました.
積極的な質問をいただきながら最後まで完遂しました.皆様お疲れ様でした!
初級編では環境の構築からセンシングデバイス,サーボの実機をROSで動かすところまで半日で習得できます.
時間中にはROSに関するお困りごとだけでなく,社内で運用していく際の疑問点等にも随時お答えしています.
ROSを初めて勉強する人へのブログも公開しています. ご参考になさってください.
プライベートワークショップも承っております.
お気軽にお問合せください!
info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
We had ROS Workshop at Yurakucho, Tokyo.
We used custom ROS-preinstalled LiveUSB, so people had ROS experience without change your PC environment.
All of attendee ran through the all topics.
Great work, everyone!!
今回は有楽町の会議室にてROSワークショップ初級編を開催しました.
ご自分のPCでUubuntu環境が準備できなくても,LiveUSB等でワークショップを体験できます.
一つ一つのタスクに対して積極的な質問をいただきながら最後まで完遂しました.お疲れ様でした!
初級編では環境の構築からセンシングデバイス,サーボの実機をROSで動かすところまで半日で習得できます.
時間中にはROSに関するお困りごとだけでなく,社内で運用していく際の疑問点等にも随時お答えしています.
ROSを初めて勉強する人へのブログも公開しています. ご参考になさってください.
プライベートワークショップも承っております.
お気軽にお問合せください!
info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
Here are the schedule of our ROS workshop series during the first three months of 2017!
Feb. 22 Wed 13:30- Introductory
Mar. 02 Thu 13:30- Introductory
Mar. 16 Thu 13:30- Introductory
Mar. 22 Wed 13:30- Introductory
Mar. 29 Wed 13:30- Introductory
Venue: Hongo, Tokyo
Inquiries: info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
以下日程でROSワークショップを行います.
2月22日(水)13:30~ ROSワークショップ初級編
3月02日(木)13:30~ ROSワークショップ初級編
3月16日(木)13:30~ ROSワークショップ初級編
3月22日(水)13:30~ ROSワークショップ初級編
3月29日(水)13:30~ ROSワークショップ初級編
場所は都内・本郷のミーティングスペースでの実施を予定しています.
中級編についてはご要望があり次第,日程を調整いたしますのでメイルにてお問い合わせください.
(初級編を受講した方を対象としております.中級マニピュレーション編のページをご参照ください)
お申込みは以下より詳細をご確認の上,ページ内のお申込みリンクよりエントリをお願い致します.
日程の調整,その他ご相談,開発委託,出張ワークショップ,カスタマイズワークショップも承っております.お気軽にご相談ください.
info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
We had ROS Workshop for Intermediate Manipulation at Nagoya, Japan.
The participants also joined our Beginners Workshop a few weeks ago, then re-setup own PC and review all contents.
Thanks you for joining us!!
今回は企業様の会議室をお借りして,プライベートROSワークショップ中級・マニピュレーション編を開催しました.
長時間の講習お疲れ様でした.ご依頼いただきありがとうございました.
プライベートワークショップ,出張ワークショップ,カスタマイズワークショップ,その他ご相談も承っております.
お気軽にお問合せください!
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MoveIt! の年初一発目の更新については前回機能を一つ,NEXTAGE Open を利用してお伝えしました.今日ご紹介する動作計画の停止機能は,弊社でも要望を何度もユーザ様から伺っていた機能です.
平たく言えば,ロボットが任意の動作を実行している最中に,途中で停止する機能です.動作を停止したい状況は安全に関わるケース以外でもいろいろ考えられるため,非常停止装置などを用いて危険回避目的でロボットの全動作を停めるのではなく,プログラミングのレベルで特定の動作だけを停止ができるとアプリケーション開発上嬉しいことがあります.MoveIt! ではこの停止する標準的な方法がなかったのですが,今回追加されました (ちなみに本機能の作成は GSoC で日本人の修士学生が主導した模様).
早速 Pepper のシミュレーションで使ってみました.
In the previous post we introduced one of the many new features that were added to MoveIt! with its first update in 2017. Next feature we want to mention is the “stop motion”, which we’ve received many questions from our NEXTAGE users about.
Other than situations where you need to stop robots to move for the safety reasons, there can be many cases you want to stop/cancel/halt your robot for your application. The standard way to achieve this in MoveIt! had been lacking, which is finally organized this time (lead by a student at GSoC project by the way).
It works well with Pepper robot on simulation. You see the arm stops as soon as the “stop” button on RViz was clicked.
RViz 画面上に新たに追加された “Stop” ボタンを押すと,腕の動作が止まっているのがわかりますでしょうか.
この便利機能なのですが,弊社がサポートする NEXTAGE Open のオープンソースソフトウェアではまだ動作しません.修正パッチが作成され,シミュレーション上では期待通り動作することが確認されましたが,ロボット実機の挙動への影響があり得るため,実機テストが必要となっています.NEXTAGE Open をお持ちの方々で,もしテストに協力しても良いという方がいらっしゃれば,info[a_t]opensource-robotics.tokyo.jp 宛に連絡頂くか,Github 上の当該の問題のチケットに書き込みいただければ,ご支援させて頂きます.
This nice feature, however, does not YET work with the NEXTAGE Open. Don’t worry much, there’s a work going on already and we confirmed a patch submitted from a community member solves the issue on simulation! We just need to test the patch on the real NEXTAGE Open robot, and this is where we need a help from the robot owners. If you think you can help us testing with your own robot, please contact TORK at info[a_t]opensource-robotics.tokyo.jp or joint the discussion at the ticket for this issue on Github so that we’ll communicate with you. Thank you for your understanding toward opensource!
MoveIt! の最新バージョンが公開になりました.昨2016年にメンテナンスチームがリニューアルして以降,MoveIt! の開発が活発になり,それまで溜まっていた問題報告やパッチ候補の処理が加速しました.今日現在利用可能な ROS の3つの異なるディストリビューションそれぞれに最新版がリリースされています (Indigo 0.7.6, Jade 0.8.3, Kinetic 0.9.3).今回のリリースではバグ修正に加え,ユーザの要望の高かった機能も幾つも追加されています.その内の一つの機能をカワダロボティクス社の NEXTAGE Open のシミュレータを用いて見てみます.
1.軌道実行時の際の速度・加速度をの動的に変更
MoveIt! の RViz プラグイン上に新たな機能が追加されました.スピンボックス上の値を 0-1 の間で変更することでロボットアームの軌道実行の速度,加速度を変更できます.
御自身のロボットの3次元モデルファイル (URDF 或いは SRDF) 内に指定している関節速度/加速度を0-1の間でスケールすることができるようになっています.
New version of MoveIt! binary 0.7.6 is just released for ROS Indigo, first time in 2017 (for sure!) and first release since June 2016. This version comes with some long-wanted features (along with bug fixes of course) that we’re trying out using NEXTAGE simulator.
1. Changing trajectory velocity and acceleration during runtime
Changing the speed of the trajectory during runtime has been one of FAQs from NEXTAGE users who use MoveIt!, let alone many MoveIt! users on the globe. Now through MoveIt! RViz plugin you can conveniently configure that on the fly on the spinboxes added.
RViz 上でなくプログラマティックに変更したい場合は MotionPlanRequest トピックの値を変更することで runtime/プログラム実行中に変更できます.
次回に続く.
To configure that programmatically, see this tutorial that explains chainging MotionPlanRequest topic would do the work.
TORK is very actively contributing the development and maintenance of MoveIt!.
We had ROS Workshop at Hongo, Tokyo.
One participant prepared own Ubuntu PC and installed indigo, the other used our LiveUSB.
You can experience ROS workshop by the LiveUSB without installation of Ubuntu on your machine.
Thanks you for joining us!!
今回も本郷のオープンスペースにてROSワークショップ初級編を開催しました.
ご自分のPCでUubuntu環境が準備できなくても,LiveUSB等でワークショップを体験できます.
初級編では環境の構築からセンシングデバイス,サーボの実機をROSで動かすところまで半日で習得できます.
実施時間中にROSに関するお困りごとだけでなく,オープンソースを社内で運用していく際の疑問点等にも随時お答えしています.
ROSを初めて勉強する人へのブログも公開しています. ご参考になさってください.
出張セミナー,カスタマイズワークショップ,個別コンサルティング,プライベートワークショップも承っております.
お気軽にお問合せください!
info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
We had ROS Workshop at Hongo, Tokyo.
The participant prepared own Ubuntu PC and installed indigo.
You can experience ROS workshop by the LiveUSB without installation of Ubuntu on your machine.
Thanks you for joining us!!
今回も本郷のオープンスペースにてROSワークショップ初級編を開催しました.
ご自分のPCでUubuntu環境が準備できなくても,LiveUSB等でワークショップを体験できます.
初級編では環境の構築からセンシングデバイス,サーボの実機をROSで動かすところまで半日で習得できます.
時間中にはROSに関するお困りごとだけでなく,オープンソースを社内で運用していく際の疑問点等にも随時お答えしています.
ROSを初めて勉強する人へのブログも公開しています. ご参考になさってください.
出張セミナー,カスタマイズワークショップ,個別コンサルティング,プライベートワークショップも承っております.
お気軽にお問合せください!
info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
We had ROS Workshop at Hongo, Tokyo.
We used custom ROS-preinstalled LiveUSB, so people had ROS experience without change your PC environment.
All of attendee ran through the all topics.
Great work, everyone!!
今回も本郷のオープンスペースにてROSワークショップ初級編を開催しました.
皆さん,ご自身のPCにROSをインストールしてのご参加でした.
ご自分のPCでUubuntu環境が準備できなくても,LiveUSB等でワークショップを体験できます.
初級編では環境の構築からセンシングデバイス,サーボの実機をROSで動かすところまで半日で習得できます.
時間中にはROSに関するお困りごとだけでなく,社内で運用していく際の疑問点等にも随時お答えしています.
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プライベートワークショップも承っております.
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We had ROS Workshop at Hongo, Tokyo.
We used custom ROS-preinstalled LiveUSB, so people had ROS experience without change your PC environment.
All of attendee ran through the all topics.
Great work, everyone!!
今回も本郷のオープンスペースにてROSワークショップ初級編を開催しました.
ご自分のPCでUubuntu環境が準備できなくても,LiveUSB等でワークショップを体験できます.
一つ一つのタスクに対して積極的な質問をいただきながら最後まで完遂しました.お疲れ様でした!
初級編では環境の構築からセンシングデバイス,サーボの実機をROSで動かすところまで半日で習得できます.
時間中にはROSに関するお困りごとだけでなく,社内で運用していく際の疑問点等にも随時お答えしています.
ROSを初めて勉強する人へのブログも公開しています. ご参考になさってください.
プライベートワークショップも承っております.
お気軽にお問合せください!
info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
We had a meeting with a customer at Hongo, Tokyo.
We received Ebi-sembeis as souvenirs today.
This Ebi-sembeis (shrimp cracker) is a very famous gift in Japan.
Thank you for the wonderful souvenirs !!!
ROS Seminar courses will be held in summer 2016 by TORK in Tokyo, Japan. Any inquiry can be posted at info[a-t]opensource-robotics.tokyo.jp
打ち合わせでお客様からお土産を頂きました.お気遣い頂き恐縮です.
坂角総本舗の海老煎餅です!最高です!!ありがとうございます!!!
いつも以上に仕事を頑張っております!
ROSやオープンソースに関わるコンサルティング,出張ワークショップ,カスタマイズワークショップも承っております.
詳細はWebページをご覧いただくか,メールにてお問い合わせ下さい.
info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
ROSを初めて勉強する人へのブログも公開しています. ご参考になさってください.
その他,こういった企画を実施して欲しい等,TORKにやってもらいたいことのご意見ご要望もお待ちしております!
メール以外にもfacebookやtwitterアカウントもございますのでそちらにメッセージ,リプライにてご意見いただくことも可能です.
お気軽にお問い合わせください.
We had ROS Workshop at Hongo, Tokyo.
We used custom ROS-preinstalled LiveUSB, so people had ROS experience without change your PC environment.
All of attendee ran through the all topics.
Great work, everyone!!
今回も本郷のオープンスペースにてROSワークショップ初級編を開催しました.
ご自分のPCでUubuntu環境が準備できなくても,LiveUSB等でワークショップを体験できます.
本日も全員が最後まで完遂しました.お疲れ様でした!
初級編ではROSの環境の構築からセンシングデバイス,サーボの実機を動かすところまで半日で習得できます.
時間中にはROSに関するお困りごとだけでなく,社内で運用していく際の疑問点等にも随時お答えしています.
ROSを初めて勉強する人へのブログも公開しています. ご参考になさってください.
Here are the schedule of our ROS workshop series during the third three months of 2016!
Jul. 07 Thu 13:30- Introductory
Jul. 13 Wed 13:30- Introductory
Jul. 15 Fri 13:30- Introductory
Jul. 22 Fri 10:30- Intermediate
Aug. 03 Wed 13:30- Introductory
Aug. 10 Wed 13:30- Introductory
Aug. 16 Tue 13:30- Introductory
Aug. 19 Fri 10:30- Intermediate
Sept. 01 Thu 13:30- Introductory
Sept. 07 Wed 13:30- Introductory
Sept. 13 Tue 13:30- Introductory
Sept. 16 Fri 10:30- Intermediate
Sept. 27 Tue 13:30- Introductory
Sept. 29 Thu 10:30- Intermediate
Venue: Hongo, Tokyo
Inquiries: info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
以下日程でROSワークショップを行います.
7月07日(木)13:30~ ROSワークショップ初級編
7月13日(水)13:30~ ROSワークショップ初級編
7月15日(金)13:30~ ROSワークショップ初級編
7月22日(金)10:30~ ROSワークショップ中級・マニピュレーション編
8月03日(水)13:30~ ROSワークショップ初級編
8月10日(水)13:30~ ROSワークショップ初級編
8月16日(火)13:30~ ROSワークショップ初級編
8月19日(金)10:30~ ROSワークショップ中級・マニピュレーション編
9月01日(木)13:30~ ROSワークショップ初級編
9月07日(水)13:30~ ROSワークショップ初級編
9月13日(火)13:30~ ROSワークショップ初級編
9月16日(金)10:30~ ROSワークショップ中級・マニピュレーション編
9月27日(火)13:30~ ROSワークショップ初級編
9月29日(木)10:30~ ROSワークショップ中級・マニピュレーション編
場所については都内・本郷のミーティングスペースでの実施を予定しています.
お申込みは以下より詳細をご確認の上,ページ内のお申込みリンクよりエントリをお願い致します.
ROSワークショップ初級編
ROSワークショップ中級・マニピュレーション編
日程の調整,その他ご相談,企業内ワークショップ,カスタマイズワークショップも承っております.お気軽にご相談ください.
info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
ROS の動作計画アプリ MoveIt! を使った開発を行っている方々の中には,MoveIt! のバイナリ提供は更新が滞ってるから仕方なくソースコードをコンパイル (そしてコンパイルエラーと格闘) して時間を費やしてしまっている方もいるのではないでしょうか.ご安心下さい.最近メンテナンスチームが刷新されソフトウェアの更新が再び活発になってきており,今年に入って既にバイナリは3回更新されました.TORK もメンテナンスに積極的に貢献しています.
当協会のブログでも最近何度か MoveIt! の利用法についてご紹介してきました ([1],[2]).今回も新機能のご紹介です.今日紹介するのはジョイスティックから MoveIt! を制御する方法です.ロボットの動作生成・実行が,今までのように Rviz 上でマウスを使うことなく,ジョイスティックで可能になりました.
使い方は簡単.ジョイスティックが刺さったマシン上で,図のように Planning タブの AllowExternalExecution にチェックをして下さい.
あとは,以下の launch ファイルを立ちあげればジョイスティックでロボットを動かすことができます.ジョイスティックのコマンド等詳細な利用方法はこちらの WEB ページをご覧ください.
<!-- https://github.com/ros-planning/moveit_setup_assistant/pull/90 --> <launch> <arg name="dev" default="/dev/input/js0" /> <!-- Launch joy node --> <node pkg="joy" type="joy_node" name="joy"> <param name="dev" value="$(arg dev)" /> <!-- Customize this to match the location your joystick is plugged in on--> <param name="deadzone" value="0.2" /> <param name="autorepeat_rate" value="40" /> <param name="coalesce_interval" value="0.025" /> </node> <!-- Launch python interface --> <node pkg="moveit_ros_visualization" type="moveit_joy.py" output="screen" name="moveit_joy"/> </launch>
また,NEXTAGE Open であれば,MoveIt! が起動している状態で次のコマンドひとつ起動すればジョイスティックが有効になります (jsX の値は変えて下さい).NEXTAGE Open 用の利用法をこちらにも記載しています.
One of good news about ROS community is that the maintenance of MoveIt! got revitalized where TORK is contributing to as well. In 2016 there has already been three binary update releases so far. No more building from source if you were forced to!
We’ve mentioned about MoveIt! a few times recently ([1],[2]), so do we today again. With the version 0.7.2 (on ROS Indigo), you can operate robot arms by joystick via MoveIt!
Running the feature is as simple as joystick. On RViz on the host where the joystick is plugged, check “Planning” tab –> “AllowExternalExecution” (see the image below).
Then run a launch file, either the one in your XXXX_moveit_config package if there’s already the aforementioned launch file, or simply make a launch file with the following:
<!-- https://github.com/ros-planning/moveit_setup_assistant/pull/90 --> <launch> <arg name="dev" default="/dev/input/js0" /> <!-- Launch joy node --> <node pkg="joy" type="joy_node" name="joy"> <param name="dev" value="$(arg dev)" /> <!-- Customize this to match the location your joystick is plugged in on--> <param name="deadzone" value="0.2" /> <param name="autorepeat_rate" value="40" /> <param name="coalesce_interval" value="0.025" /> </node> <!-- Launch python interface --> <node pkg="moveit_ros_visualization" type="moveit_joy.py" output="screen" name="moveit_joy"/> </launch>
For the detail follow the usage page.
To run on NEXTAGE Open, make sure MoveIt! is running then run a single command below (modify jsX). You can also refer to wiki for joystick usage for NEXTAGE Open.
roslaunch nextage_moveit_config joystick_control.launch dev:=/dev/input/js1
(At the top window, the human operator plans the movement on RViz visualizer. Once the plan looks good then operator executes the plan so that the simulated robot in the bottom window conducts the movement. This is a screen capture so joystick isn’t invisible, but yes, all the robot’s movement is commanded from a Sony PS3 joystick.)
We had ROS Workshop for Intermediate Manipulation at Hongo, Tokyo.
The participant also joined our Beginners Workshop a few weeks ago, then re-setup her own PC, purchased robot parts and review all contents. Her fast learning and active question make a lecture really enjoied the event.
Thanks you for joining us!!
今回は本郷のオープンスペースにて,ROSワークショップ中級・マニピュレーション編を開催しました.
本郷のオープンスペースはコーヒーが一日中無料です!
本日の参加者の方は初級編の機材一式を購入し完璧に復習してから中級・マニピュレーション編にご参加いただきました.
「いつも新しい知識を得られるので中級編も参加できてよかったです」とのコメントをいただきました.
長時間の講習お疲れ様でした.ありがとうございました.
ROSを初めて勉強する人へのブログも公開しています. ご参考になさってください.
プライベートワークショップ,出張ワークショップ,カスタマイズワークショップも承っております.
お気軽にお問合せください!
info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
We also had a private ROS Workshop at the seminar room in the company.
The participants prepared own Ubuntu PC and installed indigo. Their active questions make a lecture really enjoied the event.
Thanks you for joining us!!
本日は某企業様の会議室をお借りして,企業内でのプライベートROSワークショップを開催いたしました.
実践的な質問をいただきながらの活発なワークショップとなりました.
長時間のワークショップ,皆様お疲れ様でした.
出張ワークショップ,カスタマイズワークショップも承っております.
詳細はWebページをご覧いただくか,メールにてお問い合わせ下さい.
info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
ROSを初めて勉強する人へのブログも公開しています. ご参考になさってください.
お申込みお問い合わせお待ちしております!
We had ROS Workshop for Beginners at Hongo, Tokyo.
You can experience ROS workshop by the LiveUSB without installation of Ubuntu on your machine.
Thanks you for joining us!!
今回も本郷のオープンスペースにて,ROSワークショップ初級編を開催しました.
本郷のオープンスペースはコーヒー・アイスコーヒーが一日中無料です!
ROSワークショップ初級編はLinuxが初めての人でも参加可能です.
UbuntuPCを準備出来なくても弊社のLiveUSBを使ってワークショップを実施可能です.
時間中時間後にROSを社内に導入する際のお困りごとにもお答えしています.
ROSを初めて勉強する人へのブログも公開しています. ご参考になさってください.
プライベートワークショップ,出張ワークショップ,カスタマイズワークショップも承っております.
詳細はWebページをご覧いただくか,メールにてお気軽にお問い合わせ下さい.
info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
ロボットを扱う上で必要な機能がたくさん収められている ROS の中でも,経路計画用ライブラリ MoveIt! は代表的なツールの1つです.
腕をはじめとして,ロボットの体の部位は我々人間のそれと同じように,複数の関節からなりますが,それらを直感的に操作できるようにするためのプログラミング・インタフェイスを備えています.
その機能は当社がソフトウェアのサポートを行っているカワダロボティクス社製双腕ロボット NEXTAGE Open でもフルに活用可能です (既に MoveIt! を用いて NEXTAGE Open を動作させているユーザ様事例がこのページに掲載しております).
MoveIt! を利用してプログラミングを行う際のサンプルの拡充も続けてまいります.既存のユーザ様からよくいただく質問として,”hrpsys ( / OpenRTM) 経由でのプログラミング方法はわかったが,ROS でプログラムを書く方法がわからない” というものがあります.これに応えるために ROS_Client と呼ばれる NEXTAGE Open 専用の ROS クライアントクラスを用意しました.使い方はこちらの wiki をご覧ください.ご不明点などは github 上で聞いていただくと,当社かユーザグループのどなたか 😉 から返信が入ると思います.
また,MoveIt! 自体のメンテナンスにも TORK は積極的に参加しており,最新の機能やバグフィックスの利用を開発者ができるだけ手軽に利用することができるよう貢献しています.
MoveIt! not just comes with state-of-art algorithms but also a programming interface that you can program complicated manipulation tasks in an intuitive fashion.
It’s not an exception with Kawada Robotics’ dual-arm NEXTAGE Open robot, which we provide professional, full-fledged software support for. We’ve been maintaining so-called ROS_Client, a designated ROS programming interface for NEXTAGE Open in Python, to utilize MoveIt!’s simple interface while trying to minimize users’ effort to learn new stuff like MoveIt! as much as possible. If you’re a programmer for NEXTAGE Open and like to write your code in Python and ROS, please have a look at this wiki page. You’re always welcomed for questions and discussions at its github issue page where some of us or developers on the internet land 😉 will respond fairly quickly.
TORK also contributes to maintaining MoveIt! itself, to make the new feature and bugfixes available in the easiest way for all the users in the world.
We also had ROS Workshop for Intermediate Manipulation at Hongo, Tokyo.
They took part a workshop using our LiveUSB. You can experience ROS workshop by the LiveUSB without installation of Ubuntu on your machine.
Thanks you for joining us!!
今回も本郷のオープンスペースにて,ROSワークショップ中級・マニピュレーション編を開催しました.
本郷のオープンスペースはコーヒー・アイスコーヒーが一日中無料です!
UbuntuPCを準備出来なくても弊社のLiveUSBを使ってワークショップを実施可能です.
ROSを使うために新しくマシンを購入されるという方でどんなマシンを購入したらよいかというご質問を受けることがあります.
そんな方は「ゲーミングPC」とカテゴライズされている商品から選ぶと良いかもしれません.
可能であればNvidia搭載のものをおすすめします.
ROSを初めて勉強する人へのブログも公開しています. ご参考になさってください.
プライベートワークショップ,出張ワークショップ,カスタマイズワークショップも承っております.
詳細はWebページをご覧いただくか,メールにてお気軽にお問い合わせ下さい.
info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
We had ROS Workshop at Hongo, Tokyo.
We used custom ROS-preinstalled LiveUSB, so people had ROS experience without change your PC environment.
All of attendee ran through the all topics.
Great work, everyone!!
今回も本郷のオープンスペースにてROSワークショップ初級編を開催しました.
ご自分のPCでUubuntu環境が準備できなくても,LiveUSB等でワークショップを体験できます.
本日も全員が最後まで完遂しました.お疲れ様でした!
ROSのワークスペースは複数作ることができます.
まず最初に”catkin_ws”と言う名前でワークスペースを作るお手本が多いですが,
catkin_wsという名前である必要はありません.自分の好きな名前でワークスペースを作ることができます.
バリバリROSで開発されている方にとっては当たり前のことでも,ROSを初めたばかりの人にとっては気付けないことが案外あったりするものです.
ROSワークショップに参加すると実際にROSで開発する際のちょっとしたコツが習得できますよ!
ROSを初めて勉強する人へのブログも公開しています. ご参考になさってください.
We also had a private ROS Workshop at the seminar room in the company.
The participants prepared own Ubuntu PC and installed indigo. Their active questions make a lecture really enjoied the event.
Thanks you for joining us!!
本日は某企業様の会議室をお借りして,企業内でのプライベートROSワークショップを開催いたしました.
実践的な質問をいただきながらの活発なワークショップとなりました.お疲れ様でした.
出張ワークショップ,カスタマイズワークショップも承っております.
詳細はWebページをご覧いただくか,メールにてお問い合わせ下さい.
info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
お申込みお問い合わせお待ちしております!
We had ROS Workshop for Intermediate Manipulation at Hongo, Tokyo.
The participant prepared own Ubuntu PC and installed indigo.
You can experience ROS workshop by the LiveUSB without installation of Ubuntu on your machine.
Thanks you for joining us!!
今回は本郷のオープンスペースにて,ROSワークショップ中級・マニピュレーション編を開催しました.
本郷のオープンスペースは一日中コーヒーが無料です!
本日の参加者の方はROS歴1年でタスクが順調に消化されていきました.
「独学で知ることが出来なかった基本を知ることが出来て参加出来てよかった」とのコメントをいただきました.
長時間の講習お疲れ様でした.ありがとうございました.
ワークショップはUbuntuで実施します.Ubuntuマシンをお持ちで無い場合は弊社のLiveUSBを使うことでご自分のマシン環境を変更することなくワークショップを体験することが可能です.
詳細はWebページをご覧いただくか,メールにてお問い合わせ下さい.
4-6月のワークショップ日程を公開しています.
プライベートワークショップ,出張ワークショップ,カスタマイズワークショップも承っております.
お気軽にお問合せください!
info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
Here are the schedule of our ROS workshop series during the second three months of 2016!
Apr. 13 Wed 13:30- Introductory
Apr. 15 Fri 10:30- Intermediate
Apr. 26 Tue 13:30- Introductory
May 11 Wed 13:30- Introductory
May 19 Thu 10:30- Intermediate
May 25 Wed 13:30- Introductory
June 09 Thu 13:30- Introductory
June 16 Thu 13:30- Introductory
June 22 Wed 10:30- Intermediate
Venue: Hongo, Tokyo
Inquiries: info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
以下日程でROSワークショップを行います.
4月13日(水)13:30~ ROSワークショップ初級編
4月15日(金)10:30~ ROSワークショップ中級・マニピュレーション編
4月26日(火)13:30~ ROSワークショップ初級編
5月11日(水)13:30~ ROSワークショップ初級編
5月19日(木)10:30~ ROSワークショップ中級・マニピュレーション編
5月25日(水)13:30~ ROSワークショップ初級編
6月09日(木)13:30~ ROSワークショップ初級編
6月16日(木)13:30~ ROSワークショップ初級編
6月22日(水)10:30~ ROSワークショップ中級・マニピュレーション編
場所については都内・本郷のミーティングスペースでの実施を予定しています.
お申込みは以下より詳細をご確認の上,ページ内のお申込みリンクよりエントリをお願い致します.
ROSワークショップ初級編
ROSワークショップ中級・マニピュレーション編
日程の調整,その他ご相談,企業内ワークショップも承っております.お気軽にご相談ください.
info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
We also had ROS Workshop for Intermediate Manipulation at Yushima, Tokyo.
They took part a workshop using our LiveUSB. You can experience ROS workshop by the LiveUSB without installation of Ubuntu on your machine.
Thanks you for joining us!!
今回も湯島のミーティングスペースにて,ROSワークショップ中級・マニピュレーション編を開催しました.
ワークショップはUbuntuで実施します.弊社のLiveUSBを使うことでマシン環境を変更することなくワークショップを体験することができます.
詳細はWebページをご覧いただくか,メールにてお問い合わせ下さい.
info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
長時間の講習お疲れ様でした.ありがとうございました.
4-6月のワークショップ日程を公開しています.
https://opensource-robotics.tokyo.jp/?p=1470
プライベートワークショップも承っております.
お気軽にお問合せください!
info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
We also had a private ROS Workshop at the seminar room in the company.
Their active questions make a lecture really enjoied the event.
Thanks you for joining us!!
本日は某企業様の講演ホールをお借りして,企業内でのプライベートROSワークショップを開催いたしました.
活発にご質問をいただき1時間延長してのワークショップとなりました.お疲れ様でした.
出張ワークショップ,カスタマイズワークショップも承っております.
詳細はWebページをご覧いただくか,メールにてお問い合わせ下さい.
info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
お申込みお問い合わせお待ちしております!
We also had ROS Workshop at Yushima, Tokyo.
We used custom ROS-preinstalled LiveUSB, so people had ROS experience without change your PC environment.
All of attendee ran through the all topics.
Great work, everyone!!
今回も湯島のミーティングスペースにてROSワークショップ初級編を開催しました!
ご自分のPCでUubuntu環境が準備できなくても,LiveUSB等でワークショップを体験できます.
本日も全員が最後まで完遂しました.お疲れ様でした!
We also had ROS Workshop for Intermediate Manipulation at Yushima, Tokyo.
They took part a workshop using our LiveUSB. You can experience ROS workshop by the LiveUSB without installation of Ubuntu on your machine.
Thanks you for joining us!!
今回も湯島のミーティングスペースにて,ROSワークショップ中級・マニピュレーション編を開催しました.
今日の参加者は皆vi使いの方でした.(私はemacs派です!)
弊社のLiveUSBを使うことでマシン環境を変更することなくワークショップを体験することができます.
詳細はWebページをご覧いただくか,メールにてお問い合わせ下さい.
info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
長時間の講習お疲れ様でした.ありがとうございました.
We held ROS Workshop at Sagamihara ROBOT SUPPORT CENTER (SIC) and Okada-Lab at Tamagawa University on 16th, 30th Jan, and 6th Feb.
SIC is an industrial training facility in the city of Sagamihara in Kanagawa prefecture, where global and local businesses are located in electronics and heavy industry. The center aims to assist the local economy by providing training and support for the robotics technologies.
We, TORK, have been holding technical workshop for opensource robotics for several dozen times at different levels (this, this, this, and this to name a few). This time we worked with SIC to give a series of dedicated workshop for the engineers and managers from the local tech companies.
The contents consists of following three parts. We also would like to thank to students from Okada-Lab@Tamagawa University for their assistance.
1月16日,30日,2月6日と,三回にわたって相模原ロボット導入支援センター様および玉川大学岡田研究室にてロボット制御用オープンソース講習会を開催しました.
内容は以下の三回構成.地域の経営者,技術者の皆さんにオープンソースのロボット制御方法を学んでいただきました.玉川大学の岡田研究室の学生の皆さんに運営サポートで参加していただき大変助かりました.ご参加いただいた皆様,運営の皆様,玉川大学岡田先生と学生の皆さん,お疲れ様でした.ありがとうございました!
We also had ROS Workshop at Yushima, Tokyo.
The beginner course’s last topic is Moveit! installation and it’s experience.
It’s the best workshop for a beginner at ROS and Moveit!.
Thanks you for joining us!!
今回も湯島のミーティングスペースにてROSワークショップ初級編を開催しました.
初級編の最後の章はMoveit!のインストールと操作体験です.
ROSを初めて学習される方に最適なワークショップとなっております.
Linux環境が準備出来ない方もLiveUSBにてハンズオン講習を体験することができます.
2-3月のワークショップ日程も公開中です.
https://opensource-robotics.tokyo.jp/?p=1364
詳細はWebページをご覧いただくか,メールにてお問い合わせ下さい.
info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
お申込みお問い合わせお待ちしております!
ROSを初めて勉強する時には何をしたら良いかという質問をいただくことが多くなりましたので
少しまとめてみました.
■ROSWiki,チュートリアル
ROSのwikiには概要も詳細も含まれています.英語がメインですが日本語もあります.
http://wiki.ros.org/
http://wiki.ros.org/ja
また,チュートリアルを一通りやってみると,どのような要素が含まれているのかを掴み使い方を知ることが出来ます.
http://wiki.ros.org/ja/ROS/Tutorials
◆Linuxに触れるのが初めてという方は,Linuxの使い方がまとまったサイトなどを利用して
Linuxの道具の使い方を一度学んでからROSに取り掛かると,チュートリアルを実施するのがとても楽になります.
以下のページはLinuxコマンドやエディタについてとても良くまとまっていて大変おすすめです.
http://robotics.naist.jp/edu/text/?Robotics%2Flinux-command
■answers.ros.org
困ったことが出てきたら,answers.ros.orgで質問を投げましょう.
http://answers.ros.org/questions/
■ROS Japan User Group : 日本のROSコミュニティ
ROSはコミュニティが盛んです.日本のROSコミュニティにも是非参加してください.
http://www.ros-users.jp/
■日本語本:ROSではじめるロボットプログラミング―フリーのロボット用「フレームワーク」 小倉 崇
Webの情報だけは体系がつかみにくい場合があります.本の流れに従って学習を進めることで理解しやすい人もいますのでおすすめしています.
http://www.amazon.co.jp/dp/4777519015/ref=cm_sw_r_tw_dp_H5vCwb1ZHF61C
■無料配布本:詳説 ROSロボットプログラミング Kurazume Laboratory
PDFで配布されています.無料で配布されていますが大変ボリュームがあり解説も大変詳しいです.使いたい機能の章だけを参照するという使い方もできます.
http://irvs.github.io/rosbook_jp/
■ROSワークショップ
もちろん弊社のROSワークショップ初級編もお薦めです.ROSを使ってハードを動かすところまで体験できます.
ROSワークショップ初級編
ROSを初めて勉強する方や途中であやふやになってしまった方は,上記リンクを参考にROSを体験してみてはいかがでしょうか.
Here are the schedule of our ROS workshop series during the first three months of 2016!
Jan. 08 Fri 13:30- Introductory
Jan. 22 Fri 13:30- Introductory
Feb. 18 Thu 10:00- Intermediate
Feb. 25 Fri 13:30- Introductory
Mar. 04 Fri 13:30- Introductory
Mar. 17 Thu 10:00- Intermediate
Venue: Yushima, Tokyo
Inquiries: info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
以下日程でROSワークショップを行います.
1月08日(金)13:30~ ROSワークショップ初級編
1月22日(金)13:30~ ROSワークショップ初級編
2月18日(木)10:00~ ROSワークショップ中級・マニピュレーション編
2月25日(木)13:30~ ROSワークショップ初級編
3月04日(金)13:30~ ROSワークショップ初級編
3月17日(木)10:00~ ROSワークショップ中級・マニピュレーション編
場所については湯島のミーティングスペースでの実施を予定しています.
お申込みは以下より詳細をご確認の上,ページ内のお申込みリンクよりエントリをお願い致します.
ROSワークショップ初級編
ROSワークショップ中級・マニピュレーション編
日程の調整,その他ご相談,企業内ワークショップも承っております.お気軽にご相談ください.
info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
We also had ROS Workshop for Intermediate Manipulation at Yushima, Tokyo.
The participant wants to know how to use MoveIt! with a new robot arm. It’s the best workshop for a beginner at MoveIt!.
He takes part a workshop using our LiveUSB. You can experience ROS workshop by the LiveUSB without installation of Ubuntu on your machine.
Thanks you for joining us!!
今回も湯島のミーティングスペースにて,ROSワークショップ中級・マニピュレーション編を開催しました.
Moveit!の使い方を習得したいとのことで今回のワークショップへご参加いただきました.
中級・マニピュレーション編はロボットアームを作成して動かす際にMoveIt!を活用しており,初めてMoveIt! を使う方の導入としても最適です.
また,マシン環境を変更出来ない場合でも,弊社のLiveUSBを使ってワークショップを体験することができます.
詳細はWebページをご覧いただくか,メールにてお問い合わせ下さい.
info[at]opensource-robotics.tokyo.jp
長時間の講習お疲れ様でした.ありがとうございました.